葬式に関する後悔やトラブルとしてもっとも多いのが、費用に関することでしょう。
ひとつの理由として、｢葬儀費用は、葬祭業者への支払いだけ｣と喪主の思い込みがあるからなのかもしれません。
葬儀に相場はあるの？
実際には、葬式の費用には、葬儀社への支払い以外に料理代や、返礼品、お布施などけっして金額が低くはない金額が必要となってきます。
ほとんどの人は、自分でお葬式を出した経験がありませんので、「いったいいくらくらい、かかるのだろう？」「葬祭業者とお話しする前に、相場を知りたい」と不安になる事が多いです。
お葬式の費用は、地域やお葬式によって規模も内容も異なりますので、「相場」というものが出しにくいのです。
それでもやっぱり「どのくらいかかるのか？」目安が無いと、不安です。
平均的な葬祭業者に支払った金額は、
150～180万円（お布施は別）
という人が最も多いようです。
☆参照 ⇒ 葬儀費用を更に詳しく見てみる
もちろん、先ほど述べたように、地域や条件によって異なるのが料金ですが、「ごくごく標準的なお葬式」というのは、このくらいの金額でできるはずです。
平均的な額ではなく、
「最低で、どのくらい出せば、お葬式ができるの？」と言う人もいると思います。
ただ、「最低でも」という内容にも、人によって考えている内容が異なります。
ですから、本当に何が必要で、何がいらないか、ということをきちんと判断して、費用を抑えることができれば安く抑えることが出来ます。
では、具体的にどこの料金を押さえればいいのか？
①.飲食接待費用
……料理屋さん、ギフト屋さんへの支払い
②火葬料・斎場使用料
……それぞれの会場への支払い
③.お布施・心付け
……お寺、お手伝いの方へのお気持ち
①～③はどの葬儀社に頼んでも大きく変わりません、つまり、葬儀自体の料金がお葬式にかかるお金の全体を決める核となる部分なのです。
地域や規模によって違ってくる葬式費用を、どう安くすればいいのか？
基準が無いだけに、方法はタダ一つになります。
相見積もりです。当たり前のことを何言ってるの？と思われるかもしれません。
ですが、安く抑えたい人は、行き当たりばったりで葬儀社を決めたりするよりは、数社を比較することで、その土地の相場を知ることが良い筈です。
実際に電話をしたり、足を運ぶことで、その葬儀社のサービスの善し悪しや担当者の対応も見えてくることでしょう。
そして遠慮することなく担当者に質問してみましょう。
「○○葬儀社だと、○○万円という見積書を提示されたのですが、この違いは何ですか？」と、「このお客様はよく調べているな」と思わせたらしめたものです。
葬儀社の担当者は気を引き締めて相談に対応してくれるはずです。
