癌(がん)の手術費用は進行度合と腫瘍の出来ている場所、患者の年齢によって費用は大きく変わります。
たとえば、食道がんの場合、食道から遠い初期癌であれば手術費用(20万円程度)で済みますが、食道に近い胃癌の場合は胃の全摘になりますので、手術費用もかさみます。
また進行癌だった場合は、必要に応じたリンパ節の切除を行ないます更に手術費用が掛かり、例え他臓器、リンパ節転移を含む転移が無くても抗癌剤もしくは放射線治療治療等の補助療法が必要になります。
また年齢が若ければ、転移を考え補助治療として化学療法(抗癌剤治療)を積極的に行いますが、高齢であれば細胞の活性化が低いので補助治療はあまり行わないようです。
目安として、ステージVの進行癌で、他臓器転移が無く、40代であれば、2年間で80万くらいのようです。
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また、医療費の上限健康保険が適用になる範囲内での治療の場合には、70歳を超えて老人保健が該当になっている場合には、いくら治療費がかかっても1ヶ月の自己負担額の上限があります。また、入院1日あたりの食事の自己負担も同様です。
70歳未満の場合には、加入の保険組合によって自己負担が2割か3割になりますが、どの健康保険に加入されていても「高額療養費制度」があり、住民税の課税世帯の1ヶ月の負担上限は、医療費によって異なりますが100万円かかっても7万円程度となります。
この制度を受けるには、一旦2割か3割の自己負担額を支払って、領収書を加入している健康保険に提出することで、自己負担限度額を超えた額が健康保険から戻ってくるという仕組みです。
その他、個人的経費や保険適用外の治療を受けた場合には、別途負担が必要となりますが、その場合には医師から説明があります。
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