10年以上の車に乗っていると、それまで大きな事故、故障もなくても、急にエアコンの冷風がでなくなることがあります。
なかなか素人では故障の原因はわかりませんので、電装屋さんかディーラーに持っていかなければいけません。
よくある原因としてガス漏れ(ガスが抜けた)の可能性がありますが、電装系の故障も考えられます。
例えば、A/Cリレーの故障、オートアンプの故障などです。
ガスチャージ(エアコンガスを入れる)をしてもすぐにガスが漏れてしまう場合は、ガス漏れが原因だと考えられます。
エアコンのガスはどこからか漏れていなければ、どんな古い車でもなくなることは無いので、そう考えられるのです。
ガス漏れであるなら、その場所を特定することから始めます。
☆詳しくは⇒
カーエアコンの修理
カーエアコンの故障の原因と、その検査方法と検査料金について。またその修理や、見積もり依頼時の注意点について。
コンプレッサー・コンデンサー・エバポレータ・高低圧パイプ等の全てのエアコンサイクルをガス漏れ点検します。
古い車の場合は、ガス漏れ箇所が1箇所だけでなく複数箇所の場合があります。
ガス漏れ箇所がわかった場合、その部品の交換をするか修理にするかでも費用は変わってきます。
ホースの接続部が問題がある場合は、比較的修理も容易で、部品代もそれほどかかりません。
ただ、ベンツ・BMWなど輸入車ではホース自体の部品代がそれなりに高いので修理費はかかる可能性があります。
費用が比較的かかるのが、エバポレーターやクーラーコンデンサーなどの部品です。
エバポレーターの場合、車種のもよりますが、交換作業はダッシュボード付近を全分解する大掛かりな作業となることもあり、その分工賃がかかります。
クーラーコンデンサーの場合は、先ほどのベンツなどの外国車の場合、部品代だけで10万円を越すことも。
ガス漏れ以外の原因としてはエアコンの配管内やエキパン・レシーバー、ドレインホースなどの詰りによるエアコン不良も考えられます。
一口にエアコンのガス漏れといっても、その修理にかかる費用や手間はガス漏れの場所によって大きく違ってきます。
どこの部品を交換する場合でも、作業の度にガスを入れなおさなければいけません。
ですので、今現在ガス漏れがしている箇所だけを修理するのも一つの考えですが、今乗っている車を永く使うことを考えた場合、、エアコンの修理は一度にまとめて行うのがトータル修理費用を安くするコツです。