燃油サーチャージは、運賃とは別料金で上乗せして徴収される料金のことで、2005年から航空旅客でも導入されているものです。
燃油サーチャージは、航空会社ごとに申請しているので金額は一律ではありません。
2008年10月現在では、キャセイパシフィック航空(CX)やノースウエスト航空(NW)が比較的安い一方、日本航空(JL) や全日空(NH)は比較的高い傾向にあります。
例えば、ハワイへ行く場合、日本航空系のJALウェイズ(JO)の場合、往復44,000円かかりますが、ノースウエスト航空(NW)の場合34,000円と1人1万円も変わってきます。
家族4人で行くと4万円も変わってきますので、航空会社選びは重要になってきます。
ハワイだけでなく、グアムでも日本航空の場合、往復26,000円ですが、ノースウエスト航空(NW)の場合18,000円と差し引き8,000円違います。
座席を使用しない幼児は無料ですが、座席を利用する場合は子どもも大人と同額必要です。
以前までは、この料金は旅行代金には含まれていませんでしたが、2008年5月からH.I.S. (旅行会社エイチ・アイ・エス)
が大手では初となる全ての商品で燃油サーチャージを含めた総額表示を開始しています。
この燃油サーチャージ、不透明感が高いので、旅行会社に不満がぶつけられることが多いと聞きます。
ですが、旅行会社は航空会社に支払う料金を代行しているだけなので、不満をぶつけられる窓口の人も大変でしょうね。
私たち日本人は、日本の航空会社を使う頻度はどうしても高くなるので、外国の航空会社並に企業努力をして、引き下げてほしいものです。
同じ飛行距離で、燃料代金を余分に取られることは理解に苦しみます。
外国の航空会社を上手に利用して、旅先で使えるお金を少しでも浮かしましょう。
最後に旅先別、燃油サーチャージ料金がお得な航空会社 -往復- 【2008/10現在】
旅先 | お得な航空会社 | 燃油サーチャージ | 割高な航空会社 | 燃油サーチャージ | 差額 |
韓国 | ノースウエスト航空(NW) | ¥6,000円 | 日本航空(JL)・全日空(NH) | ¥8,000 | ¥2,000 |
台北 | キャセイパシフィック航空(CX) | ¥6,400 | 日本アジア航空(EG)・全日空(NH) | ¥21,000 | ¥14,700 |
香港 | キャセイパシフィック航空(CX) | ¥6,400 | 日本航空(JL)・全日空(NH) | ¥21,000 | ¥14,700 |
バンコク | タイ国際航空(TG) | ¥24,000 | 日本航空(JL)・全日空(NH) | ¥40,000 | ¥16,000 |
ハワイ(ホノルル) | チャイナエアライン(CI) | ¥30,000 | JALウェイズ(JO)・全日空(NH) | ¥44,000 | ¥14,000 |
グアム | ノースウエスト航空(NW) | ¥18,000 | コンチネンタル航空(CO) | ¥26,000 | ¥8,000 |
オーストラリア (シドニー) |
ジェットスター(JQ) | ¥38,600 | JALウェイズ(JO) | ¥66,000 | ¥27,400 |